BSE感染の牛肉出荷、米9州・地域に拡大

 【ワシントン=笹沢教一】米農務省当局者は28日の記者会見で、米国でBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)に感染した牛が見つかった問題で、感染牛の肉が、アラスカ、モンタナ、ハワイ、アイダホの各州とグアムにも出荷されていたことを明らかにした。

 感染牛の肉の出荷先は9つの州・地域に増えた。これらの地域では、感染牛の肉が販売され、一部は消費されたと見られている。

 農務省や業者が肉の回収を進めているが、完全回収は不可能な状況だ。

(2003/12/29/20:31 読売新聞)

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